未来への先導

　今、伝える福澤諭吉の夢と志


　１８５８（安政５）年、福澤諭吉が開いた蘭学塾を礎とする慶應義塾は２００８（平成２０年）に創立１５０年を迎えた。

　この１５０年を記念して掲げたテーマは「未来への先導」。これは１８９６（明治２９）年、東京の芝・紅葉館において、福澤諭吉が「全社会の先導者たらん」と、その夢と志を慶應義塾の目的として宣言した演説の言葉から生まれた。

創立以来、受け継がれてきた精神に加え、さらに世界のどこであっても自らの考えで行動できる「独立して生きる力」、そして異なる文化や多様性を認め他者とともに生きる「協力して生きる力」を兼ね備えた人材の育成へと、慶應義塾の新たな歴史がはじまる。

　慶應義塾創立１５０年記念切手とともに、今もあたらしい慶應義塾の精神を訪ねてみよう。

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慶応義塾大学創立１５０年記念　切手帳より