ふるさとの祭第５集　Hometown Festivals Series 5

大曲の花火
Omagari Fireworks

　「大曲の花火」は、明治43（1910）年8月26日、諏訪神社祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」によって行われたのが始まりです。
　大正4（1915）年からは「全国煙火競技大会」と名称を変更し、途中戦争のため一時中断はあったものの、昭和21（1946）年、現在の「全国花火競技大会」として再開されました。
　昭和30年代には、大曲市商工会（現大曲商工会議所）が主催となり、平成22（2010）年で84回の歴史を数え、始まりから「100年」の歴史を誇る大会となりました。

　大会は、第1部「昼花火の部」、第2部「夜花火の部」で構成されています。

　「昼花火」は、煙竜（煙物）や割物で競技を行います。煙竜（煙物）は夜の光の代わりに色煙（紅・黄・青・緑・紫等）を駆使して色彩豊かに空に模様を描きだし、割物は夜花火と同じ手法で、光の代わりに色煙で牡丹や菊をあらわします。

　「夜花火」は、より精巧に「整」を追求し華麗な芸術美を作る「10号割物花火」と、秋田県大仙市が発祥の地である「創造花火」によって競われます。