<切手の作品>

三代坂東彦三郎の鷺坂左内

右肩の裃を外した手に雪洞を持って登場する。雪洞が背景の暗い闇を一層印象付ける。端正な表情に品格があると評された彦三郎の芸風が示される。

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Utamaro

Shara.

東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく 生没年不詳)



寛政6年(1794)5月に彗星のごとく登場した写楽は、僅か11ヶ月足らずで姿を消し、「謎の絵師」と言われる。短期間に沢山の役者絵を残した。誇張された独特な画風で、舞台で演じる役の個性と、役者の個性までも描出している。

Toshusai Sharaku (Unknown of years of birth and death)

江戸の浮世絵〜江戸名所と粋の浮世絵
 広重・歌麿・写楽の弐〜
Edo Era Ukiyoe-Edo Sites Refined in Ukiyoe
(2008.8.1 issued)

喜多川歌麿(きたがわうたまろ 1753年(宝暦3年)〜1806年(文化3年))



数多い浮世絵師の中で最も優れた人物描写を行い、特に美人画において力量を発揮した。姿かたちの美しさ、衣装美を描く全身像はもちろん、上半身を大きく描いた「大首絵」によって女性の心理描写、内面に潜む美を追求した。

Kitagawa Utamaro (1753-1806)

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 <切手の作品>

当時全盛美人揃 兵庫屋内花妻

遊郭吉原の評判の遊女を描いたシリーズ。読み終えた手紙をくしゃくしゃにし、誰かに声を掛けるのかのように後ろを見返る姿が妖艶で美しい。

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関連サイト
喜多川歌麿 - Wikipedia
喜多川歌麿 神奈川県立歴史博物館
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四代松本幸四郎の山谷の肴屋五郎兵衛

幸四郎が演じるのは、父の仇を討とうとする姉妹を助ける五郎兵衛の役。腕組みをし、煙管を持ち思案する姿に、名優らしい落ち着きが感じられる。

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歌撰恋之部 夜毎に逢恋

歌麿美人画中屈指の名作。懐から出した手に持つのは恋人からの手紙。読み進めるうち、ふと顔を上げて何かを思う女性の一瞬の表情を捉えている。

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高名美人六歌撰 辰巳路考

当時の高名な美人六人を選んだシリーズ。女性の名前を記すことが禁じられたため、判じ絵で示されている。辰巳は深川のことで、路考は人気の芸者であった。

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関連サイト
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写楽 研究 あまりに真をかかんとて
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江戸の浮世絵〜江戸名所と粋の浮世絵 広重・歌麿・写楽の弐〜 切手帳より


発行日:平成20年8月1日(金)
版式・刷色:オフセット5色
デザイン:森田基治(切手デザイナー)
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