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ふるさと心の風景 第5集 花の風景
Hometowns-Scenes in My Heart 5, Flower
(2009.06.23 issued)
No.14 - 2009
(3/3)
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Six

E 夕やけ
宮崎県西臼杵(にしうすき)郡高千穂町(たかちほちょう)
平成9年(1997年)

 夕暮れになると、空のキャンバスにまるで画家が絵の具を塗り重ねるように、美しい夕やけが描きあがる。それもほんのわずかなあいだに、刻々と表情を変えるものだから見惚れてしまう。
 山々も、野原も、集落も、人々の顔もすべてあかね色にする夕やけは、ススキ野にとぶ赤とんぼをいっそう赤く染め上げる。
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 文/原田泰治


ふるさと心の風景 第5集 花の風景 切手帳より
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大賀蓮(ハス) 平池公園 2011 高画質 写真(画像)


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順 路
Route
I モモの花
山梨県笛吹(ふえふき)市【旧・東八代(ひがしやつしろ)郡一宮町(いちのみやちょう)】
昭和59年(1984年)

 4月の中旬、モモの花がいっせいに咲き、どこもかしこもピンク色に埋めつくされてしまう。中でも一宮町から御坂(みさか)町あたりは、行けども行けどもモモ畑が続き、甘い香りが漂い桃源郷のようだ。
 モモ畑に敷かれたゴザにはポットや菓子が置かれ、子どもが絵本を読んで遊んでいた。一仕事すむと、山頂がまだ残雪で真っ白に覆われた山々を見て一服するのだろう。

H 花畑
千葉県南房総(みなみぼうそう)市【旧・安房(あわ)郡千倉町(ちくらまち)】
昭和59年(1984年)

 房総の春は早く、12月、菜の花が咲き始めると次から次へ絶えることなく花が開く。千倉町では、色とりどりの花が一面に咲き、うららかな春を満喫できた。花畑は、農家の人たちが取り入れのすんだ田んぼに花を栽培したのがはじまりだという。
 4月中旬、田植えの代かきが始まる。色とりどりだった花畑にも一面に水が張られ、そよ風にさざ波が立つ田んぼに衣替えをする。

G 蓮の花
石川県白山(はくさん)市【旧・石川(いしかわ)郡河内(かわち)村】
平成7年(1995年)

 沼や水田の多い地方では、ひときわ美しい蓮田(はすだ)を見かける。夏の青空や入道雲とみょうによく合う。それは、水上に突き出た葉の上に咲く花のせいだろう。うす紅色の花は開花の時「ポン」と音をたてるという。
 土の中ではレンコンが収穫の時を待っている。レンコン掘りは、手間のかかる苦しい仕事だ。でも、この蓮の花を朝もやの中で見ると、その苦労も忘れてしまうほど、神秘的な風景なのだそうだ。


F 島の郵便局
沖縄県八重山(やえやま)郡竹富町(たけとみちょう)
平成21年(2009年)

 竹富島は石垣島から船で10分ほどで行ける。昔ながらの赤い瓦屋根や丹精こめてつみあげた背丈ほどの石の塀など風情ある風景をそのまま残している。
 島には竹富郵便局がある。赤い屋根、シーサーもちゃんと見守っている。赤いポスト、郵便局の看板があるからこそ分かるが、集落にすっかりとけ込んでいた。観光客に人気で、ひっきりなしに人が訪れる。のどかで、ここちよい島の風を受けていると日頃のせわしさを忘れ、手紙を書きたくなってしまうのだろう。

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